Birthday Live『On the Move to 31!!』と銘打って
昨年8月にやったホールコンサートの
メンバーでツアーに出る。
その初日が赤坂ノベンバーイレブンス。
数日前に行ったリハーサルで
バンド内で音量の話題になった。
大人っぽいお店だし、
しかもお客さんとは目と鼻の先だし。
これは爆音で攻め込むのは難しいだろうと。
バンドにとって
この手の問題は実に繊細で
単純に音量を下げれば良い
というものではない。
ステージで欲しいのは
その曲の持つエネルギーを表現すること。
この1点に尽きる。
これは一人でやるときも
バンドのときも変わらない。
ステレオの音量を下げて聴くのとは
訳が番う。
小さな音にしたとしても、
欲しいのは爆発力だ。
これは静かな曲についてもいえる。
静かに弾いているが、
また静かに歌っているが
その曲が持っている情熱や想いが
伝わらないと
それはスーパーのBGMと変わらない。
(スーパーのBGMが悪いという話ではない)
聞いてくれている人たちの
心の何処かに
ザワザワしたものを残したい。
何か引っかかりを残したい。
スピード感や爆発力こそが
ライブではもっとも大事だと考える。
具体的にどうするかというと
例えばドラムについてはこうだ。
フレーズを根本的なところから見直す。
スティックからブラシに変わった時に
曲の印象が変わらないように
組み直していく。
あーでもないこーでもないと
色々とやってみて
一番シックリくるものに変えていく。
セトリもソフトにスタートさせてみたりする。
MCの量も少し多めにして
リラックスしてもられるように考える。
そうして出来上がったセトリとサウンド。
初日に相応しい、ノベンバーに相応しい
極上のライブだったと思う。
セットリスト
1st stage
1。月の夜は
2。We are the Champions
3。赤いスイトピー
4。ラブ☆ロケット
5。ピスタチオ
6。かえるの合唱(w/Band)
7。ぞうさん(w/Band)
8。どんぐりころころ(w/Band)
2nd stage
1。エピリマイ
2。与作
3。寿限無(w/Band)
4。おもちゃのマーチ(w/Band)
5。Cafe Paradise(w/Band)
6。Groovy Revolution(w/Band)
7。急げ!サイダーポップ(w/Band)
アンコール
・カノン
・ルパン三世のテーマ’78(w/Band)
・ハワイさん(w/Band)
ノベンバーイレブンスでは
この日スペシャルの前菜も
用意していただいた。
初めて食べる味のものもあって
脳みそがめちゃくちゃ刺激された。
音楽と食事で皆さんの脳みそを
刺激できたらとても嬉しい。
会場に集まった皆さんに
とても喜んでいただけたと思う。
これは当然だが、僕だけの力ではない。
バンドとお客さん、
そしてノベンバーイレブンスの力が
相互しあって生まれたものなんだなと
改めて思った。
よし!これでツアーは上手くいくと
確信できたライブだった。