中学時代の友人から連絡がきた。
「こういうお店でライブってどう？」と。
「良いね」と二つ返事。
ということでやることになったベジデリ。
http://craneme-gratitude.com/shop/

あらゆる食べ物を冷凍してしまい、
可愛くパッケージして
販売しているお店でのライブ。

お店は冷凍食品を販売するのみならず
とてもキュートな
カフェレストランにもなっている。
というかカフェレストランの１コーナーで
冷凍食品を売っているといった感じだ。
http://craneme-gratitude.com/frozen/

その店の会長が音楽が好きで
お店で定期的にライブをやりたいという。
会長の知り合いのジャズバンドが
不定期に何度かやっているらしい。

その会長の知り合いが
僕の中学の時の同級生というわけだ。
で一度打ち合わせがてらご挨拶に。

昔堅気の会長は
店内にいつも目を光らせ
お客様が快適に過ごせるように
気を配っている。
スタッフの動きが
少しでも悪いと感じると
僕らと打ち合わせ中でも
すぐにそこに行って注意をする。

そんな会長の夢は
月一でライブを開催したい、
そしてより多くの人に
自慢の料理を食べて欲しい、
料理を囲んでみんなで語らって欲しい、
ということだ。
（ここでの料理は冷凍ではない）

お店は明るくて清潔感があって
とても綺麗だ。
ここでライブをやっている
自分の姿も想像できる。

一番気になったのは音響。
どうも話を聞くと
PAシステムはないらしい。
そこで会長に「簡易PAがあると、
他のミュージシャンも呼べますよ」と進言。
その場で購入を決断。

さてライブ当日、
ステージになる場所に
簡易PAを組み立て、
リハーサルを開始。
なかなか良いぞ。

そしてオープン。
会長の知り合いが多いので
年齢層はかなり高め。
「みんなが知っている曲を」
「インストではなく歌を」
という注文が繰り返し出された。

最初は当たりよく
だんだんと勝ワールドに
引き込む作戦に出た。
つまり「ピスタチオ」なんかも
セトリに入れちゃおうということだ。

案の定、会場は大盛り上がり。
ウクレレコンサートだと思ってきてるから
みんな驚きが隠せない。
というかウクレレコンサートなんだけどねw。

２部構成でお届けしたライブの
合間には１時間のディーナータイムが。
自慢のステーキ丼。
これは僕もいただいたが、
めっぽう旨いし、見た目も美しい。

セットリスト
1st stage
１。お熱いのがお好き
２。小さな竹の橋
３。パラピリプルペレポロペロパロリン
４。南の島のココナッツ
５。Billie Jean
６。赤いスイトピー

2nd stage
１。モウじきたべられるボク
２。どんぐりころころ
～Happy birthday
３。ピスタチオ
４。カノン
５。かえるの合唱
６。ハワイさん

アンコール
・ルパン三世’78

会長は、僕のライブを見て
少し驚いたようで、
「本物には信者がつくんです」と
おっしゃった。
「自分には、今日の音楽が
良かったのか悪かったのかは
分からなかったけど、
あなたには信者がついてるんです」と
言ってくれた。
そして最後に「お客さんが
楽しんでくれたのが一番嬉しい」とも。

めちゃくちゃ嬉しいお言葉をいただいた。
と同時に会長の直感力の凄さや、
「分からなかったけど」と言ってしまう
素直さに器の大きさを感じた。

お互いやっていることは全然違うことだけど
見ているものや目指している方向は
全く同じなんだなと思えたのは
とても良かった。

最後はお客さん一人一人に
フローズンデリのお土産を渡していた。

紹介してくれた同級生のIさん、
素敵な出会いをありがとう。