レポ:3/6(水)Birthday Live『On the Move to 31!!』@博多The Voodoo Lounge


4日深夜、バンドメンバーを乗せた車は
一路福岡へ向かう。
いよいよツアーの本格スタートである。

20代の頃のようなスケジュールだが、
不思議なことに体力面でもメンタル面でも
微塵の不安もない。
むしろ1日でも早く、いや1分でも早く
みんなにこのサウンドを届けたい。
そんな状態だ。

移動中の車中で
仲間たちに囲まれて
誕生日を迎えた。
なんとも照れ臭いが
とても嬉しかった。

6日の昼過ぎに博多に到着。
ローディーの願いでもあるみやけうどんで
丸天わかめうどんを食べる。
旨し。

夜、Voodoo LoungeのマスターK氏と
タニー&矢野のタニー、とんちピクルスと
みんなで焼肉。
事前にみんなに会えてとても良かった。
こういう交流が一度でもあると
次に会った時に自然に挨拶ができるからね。
みんな音楽家だが、その前に人間だ。
その人間がどういう人間なのかの
一片でも分かれば、彼らの音楽を
より一層深く感じられる。

愉快な気分のままホテルへ戻り、
翌日午後「The Voodoo Lounge」に入る。

さて、
ここVoodoo Loungeはライブハウスである。
よってダークな気配が感じられるのであるw。
僕にしてみれば懐かしくもあり、
新鮮でもあるこの雰囲気。

ウクレレをやるようになってからは
カフェとかでやることが多くなった。
野外でも明るい爽やかな印象のステージだったりね。
ところが名前からして「Voodoo」である。
なんとも素晴らしい。

まずステージを飾ってくれたのが
タニー&矢野。
アコギとカホンのユニットだ。

まず歌声が素晴らしい。
実に突き抜けている。
そして選曲。
媚びることのない突き抜けた歌声で
歌われた名曲の数々は
袖で聞いていた僕の心を鷲掴み。
お客さんの心もだ。
もちろんオリジナルも
カッコいい。

彼らはアコギとカホンのユニットだが
このふたりはふたりでロックバンドだ。
つまり楽器じゃないんだな。
いつも自分が中心にある音楽は
聴いていて清々しい。
彼らは僕に勇気をくれた。

そしてとんちピクルス。
実はちゃんと彼のステージを観るのは
初めてでとても楽しみだった。

彼のステージは完璧だ。
歌う。
弾く。
踊る。
語る。
そのどれもが宇宙レベルだ。
力みのないステージングは
グルグルととんちワールドの渦をまく。
その破壊力たるやw。

ここで詳しく書くのはやめておく。
というか書けないw。
とにかく観て欲しい。

そして僕。
博多だけは2部構成ではなく
通しのステージだったので
赤坂とは大きくセットリストが変わる。
(もっとも全会場セトリは変えたのだが)

博多はビートシティなので
こっちもガツンと攻めこむスタイルで
いこうと決めていた。

問題はソロで何をやるかだ。
バンドサウンドの中に
ソロを混ぜるわけだから
違和感がありすぎてもいけない。
だけどひっかりがないのもいけない。
あれこれやりたい中から
選び抜いた選曲で決めた。

ライブは大変盛り上がり、
みんなの笑顔が見れてよかった。
最後は出演者全員で1曲。
事前の打ち合わせもなく「テキーラ」。

自分のバンドでもやったことがない曲を
最後にセッション曲として選ぶのは
ちょっとしたドキドキはあったものの、
もはやスタンダード曲なので
そのちょっとしたドキドキは
最高のワクワクに変わっていた。
素晴らしい夜だった。

セットリスト
1。Groovy Revolution(w/Band)
2。おもちゃのマーチ(w/Band)
3。どんぐりころころ(w/Band)
4。赤いスイトピー
5。ラブ☆ロケット
6。ピスタチオ
7。カノン
8。寿限無(w/Band)
9。かえるの合唱(w/Band)
10。ルパン三世のテーマ’78(w/Band)

アンコール
・ハワイさん(w/Band)
・急げ!サイダーポップ(w/Band)
・テキーラ(全員・w/Band)

この日は僕のライブであったのだが
最後はフェスの気分だった。
振り幅の広いブッキングが
世界一小ちゃなフェス感を醸し出していた。
いつかこんな風にフェスに出てみたい。

ライブが終わると
我々一行は大阪目指して
車を走らせるのであった。

最高のブッキングをしてくれた
The Voodoo LoungeのKさん、
応援に駆けつけてくれた皆さん、
本当にありがとう。
福岡Tシャツ着ててよかった。

the voodoo lounge