ウクレレパイナが金沢のしいのき迎賓館で
久しぶりに開催されることとなった。
ウクレレを愛する人たちが
日本のあちこちからパイナを目指してやってくる。
いつもはテーマを掲げていたパイナだが
今回はアルファベット一文字だけ。
『R』だ。
あなたの『R』を教えてください
ということのようだ。
面白いな。
イベントの本番は6/8(日)だが
前日の7日に金沢入りし
関口和之&ウクレレパイナーズの
リハーサルを行う。
メンバーは関口さん(uke)、勝(uke)、
Genちゃん(bs)、源恭子さん(perc)。
ここに本番ではキヨシさんが加わる。
キヨシさんは当日入りなので
リハはひとまず4名で行った。
事前に曲目は聞いていたが
1曲だけ初の曲があって
その譜面はリハ当日ということだった。
いつもなら
ベースでお手伝いすることが多いので
なんとなくそんなつもりでいたら
リハでGenちゃんがベースを
やるということになり
僕は急遽ウクレレでの参加。
初めての曲もなんとなくこんな感じかなと
イメージの当たりをつけて終了。
夜は日本酒と熟成刺身が舌と心を
満たした。
さて当日。
良い天気である。
昼前に会場入りし
あちこち見てまわる。
久しぶりの方々とヤァヤァと
挨拶など交わし控え室へ。
パイナーズのメンバーが揃ったところで
キヨシさんを交えてリハをやる。
前日のリハでなんとなく
当たりをつけていたアプローチでやってみると
あれ?昨日と違うな〜。
そりゃそうだ。
キヨシさんが加わっている。
キヨシさんも僕のウクレレを聴きながら
様々なアプローチを試している。
僕は、そんなキヨシさんが弾く
ウクレレを聴きながら
それに呼応するように変えていく。
一番大きく変わったのは
「キャント・バイ・ミー・ラブ」だ。
他のメンバーから「こう弾いてほしい」と
言われたわけではなく
自分で探りながら変化させていって
落とし所を見つける。
こういうのが面白いよね。
会場ではアマチュアの皆さんが
緊張しながらステージに立ったり
お客さんたちは、
それを芝生の上から楽しそうに眺めていたり。
なんともピースフルだ。
そしていよいよプロの部。
まずはブルームーントリオ。
過大も過小もなく等身大であるのが
素晴らしかったな〜。
等身大といってもそのクオリティは
めっちゃ高い。
ステージ中央に3人がキュッと集まって
演奏する姿が印象的だった。
そして勝誠二。
直前までセトリが決められず
「う〜〜ん」と唸っていたが
蓋を開けたら大正解だったw。
セットリスト
1。ルパン三世’78(short ver.)
2。Sleep Walk
3。かえるの合唱
4。ハワイさん
終わった後に
声をかけに来てくれた人がたくさんいて
めちゃ嬉しかったぞw。
続いてキヨシさん。
実はキヨシさんが登場すると
雨が降り出すということが
何年も続いていたので
皆さんも密かに期待していたのでは
なかっただろうかw。
天気は最後まで素晴らしく良いままであった。
キヨシさんが盛んに言ってた
「ウクレレはね、頑張らなくていいんだよ〜w」
が心を緩めるよね。
そしてパイナーズ。
演奏にワクワクし、MCで爆笑し
終始和やかなステージングは
まさにウクレレそのものである。
フィナーレはみんなで
「ウクレレパイナのテーマ」を歌って締めた。
ウクレレオーケストラを卒業するジュニアもいれば
よし!まだまだやるぞというシニアもいる。
小さなウクレレを通して人生の悲喜交々が
見えてくるんだね。
「人は生きていく」なんていう言葉も脳裏をよぎった。
なんだかとても豊かな時間だったな。
パイナを運営しているのは
藤本さん、Genちゃん、晃くん。
彼らを中心に大勢の仲間たちが
作り上げている。
イベントのプロは一人もいない。
帰っていく皆さんの心の中には
きっと「また来年も来るぞ」があるんだろうな。
多分パイナには魔法がかかってるんだと思う。
どんな魔法なのか、体験した方がいいぞw。
みなさま、大変お疲れ様でした〜!