レポ:9/20(金)KATZ & the WHAT A GOTTA @下北沢lown


以前Aigozでご一緒した
「佐藤幸雄とわたしたち」というバンドが
強烈に胸に刺さり
それ以来、いつかご一緒したいと思っていた。

こちらはウクレレですがと
お声がけしたところ
ありがたくも快諾いただき
今回の下北沢lownとなった。

彼らはエレキギターx2、ドラムという
トリオバンドだ。
編成もちょっと変わっているが
ライブを観るとバンドとしての違和感は無い。

つまりバンドとして
過不足なく成り立っている。
むしろ普通のバンドよりバンドだし
魂は限りなくパンクだ。

パンクとはいえ
サウンドも歌詞も別に荒くれだってはいない。
しかしちょっとした心のささくれだったところに
容赦無く踏み込んでくる。
分かりやすい言葉とポップなメロディのはずなのに
心に届くのは紛れもなくパンクだ。

ポップなフリをしたパンクバンド。
例えるならそういうことだろう。

元々、佐藤氏は
「すきすきスウィッチ」というバンドで
その世界では有名な方なのだ。

僕の勉強不足で
Aigozでご一緒するまでは
存じ上げなかったのだが
あの日のライブで一発で撃ち抜かれた。

この日のライブでも
愚直な程にまっすぐで捻じ曲がった
ポップでパンクな演奏を
見せつけられて
心が洗われるようだった。

もしかしたら僕のウクレレに対する
思いみたいなものと
彼らの音楽に対する思いは
近いのかも知れないと思いながら
ライブを観ていた。

対してWHAT A GOTTA。
おそらくねじれ方の違いはあれど
共通点としてそんなものがあるような
それはちょっとした安心感というか
仲間意識というかね。

ドラムの関ちゃんも
ベースの片やんも
リラックスしているようで
いつもとちょっと違っていて
それはとても嬉しかったな。

WHAT A GOTTAと佐藤幸雄とわたしたちとは
実際のサウンドやアプローチは違うのだけど
僕としてはなんとなく
似た匂いを感じてしまう。
自分を高く買いすぎかも知れないが
そんなふうに思ってしまう。

アンコールでは彼らの曲
「役に立ってる感じ」を佐藤さんと
一緒にやった。
スパイダースの匂いもあり
覚えやすい上、
誰でも参加できてしまう曲なので
お客様にも振り、順番に歌ってもらったりして
大層盛り上がった。

これ、自分のライブでもやろうかなと
思えるほど自分にフィットしていて
自分自身ビックリだった。

またいつかご一緒したい素敵なバンド、
それが「佐藤幸雄とわたしたち」だ。

セットリスト
1。シャムロック
2。GO!
3。与作
4。モウじきたべられるボク
5。かえるの合唱
6。ピスタチオ
7。君のタンバリン

アンコール
・役に立ってる感じ(w/ 佐藤幸雄とわたしたち)
・テキーラ

盛り上げてくださった皆さま、
ありがとうございました〜。
僕は相当幸せな男です。