レポ:1/23(木)宮古道の駅たろう〜カントリーズカフェ


宮古田老2日目は朝5時起き。
5:30にロビーに降りると
昨夜の漁協関係の方が
衣装を抱えてニッコリ立っていた。
水揚げを見せたいと
誘ってくださったのだ。

ロビーで衣装に着替え
長靴を履き準備万端で
軽トラで田老港へ。

なんでも今シーズン最後の
イワシの水揚げだそうで、
船が港に入ってきたときは
ワクワクしたw。

もちろん港に並ぶのは
イワシだけでなく
その他の魚も上がる。
それを手作業で仕分ける様は
キラッキラだった。

さて一度ホテルへ戻り
もう一寝入りした後、
10:00に被災したたろう観光ホテルへ。

ここは津波遺構として
保管解放されている。
つまり予約をすれば解説付きで
見学ができる。
ホテルのオーナーが
6Fの角部屋から
津波の様子を録画した生々しい映像を
係りの方の解説と共に見せていただく。

入り組んだ地形のせいもあると思うが
津波のスピードは恐ろしく速く
時速100km以上であろうと推測される。
波の高さや流されていく家屋や船、車。
やはり忘れては行けないことなのだと
改めて心に刻んだ。

お昼は道の駅で。
昨日WSをした善助屋食堂で
「どんこどん」をいただく。
深海の魚だそうで
白身のふわっとした身を
唐揚げにした美味しい丼だった。
それにしてもリズミックで
素敵なネーミングだ。

道の駅たろうの一角に「てくてく」という
ペットのおやつ専門店がある。
手作りのドーム型のスペースだ。
そこにステージが組まれており
地元ウクレレ愛好者による
レレたろう楽団の旗揚げ公演がある。
そこにゲストで出させていただいた。

ステージも手作りだそうで、
関わってくださった皆さんのお陰である。

レレたろう楽団の演奏からスタート。
ステージで何曲か披露され、
シャイな方は客席でウクレレを弾き、
それでもみなさん暖かい拍手を送っていた。

会場に集まっているのは
割と高齢の方が多かったので
セトリをどうしようかと迷ったが
1曲始めたら素晴らしい笑顔を浮かべて
聴いてくれていたので
急遽ベンチャーズを入れてみたところ
これが大いに盛り上がった。
それを良いことにいつも通りの感じの
ステージをやることができた。
なんだちっともシャイじゃ無いじゃんw。
でも噂通り1列目は綺麗に空いていた。
シャイなのかw。

セットリスト
1。月の夜は
2。ベンチャーズメドレー
3。ルパン三世のテーマ’78
4。どんぐりころころ
5。ピスタチオ
6。カノン

東京ドームや福岡ドームでは
やった事ないけど
たろうドームでやれたのは
なんだか嬉しい、
そんな時間だった。
人生初のドームコンサートが
たろうドームw。

夕方は田老から宮古に移動。
駅近くのカントリーズカフェである。
オーナー手作りのカントリーズカフェは
とても音の良い空間だ。
ここでトランペッターの牧原正洋さんと
一緒にやらせていただく。

彼とは15年ほど前だろうか
僕がアレンジャーとして参加していた
レコーディングでトランペットを
吹いてもらったことがある。
それも何十曲も。

それ以来お会いしていなかったのだが
ここで再会できるとは!
彼は宮古出身のジャズトランペッターである。
パーンと張った音も素晴らしいが
静かにつぶやくように吹く
その音色もまた素晴らしい。

トランペットvsウクレレ。
これはやったことが無い。
相手は単音だ。
歌モノならなんとなく想像はできるが、
インストとなると
ちょっと想像がつかない。

まずはマッキーからスタート。
カラオケを使った、短めのナンバーを
次々と演奏する。
そして僕。
最後に二人で、
という流れだ。

一緒にやった曲は
彼のオリジナル3曲に
僕のレパートリーから2曲。
流石にジャズのコードは手強く
それを追いかけるだけで精一杯だったが
とても楽しかった。

終わった後は仕出しで打ち上げ。
懐かしのレコーディング時の話や
ビートルズ話で盛り上がった。
流石三陸の刺身は美味かったなぁ。

セットリスト
1。アベマリア
2。寿限無
3。ピスタチオ
4。カノン
5。Silent Beach(w/マッキー)
6。Easy Sway(w/マッキー)
7。かえるの合唱(w/マッキー)
8。Samurai(w/マッキー)

アンコール
・ルパン三世のテーマ’78(w/マッキー)

てくてくでのPAも
カントリーズカフェのPAも
最高だった。
同じ人だからねw。
オーナー自らがやってくれた。
PA席でニッコニコだったのが
嬉しかった。

長かったけど素敵な1日だった。
観に来てくださった皆さん、
ありがとう~!!