2019年ありがとう!


2019年、例年になく沢山の場所へ出かけて行ってライブをやった。初めての人たちにも会うことができた。ウクレレという自由な楽器を、勝誠二というミュージシャンを知ってもらおうと一所懸命だった1年だった。

ネットを使って広く伝えられるのは知っている。だけど電話のオペレーターでもそうだけど、機械と会話して最後にようやく人にたどり着くというのが、どうにも馴染めない。

だから不器用かもしれないけど、こっちから出向いて行った。人に会いたいから。人に音楽を届けたいから。

音楽だけじゃない。その熱量みたいなもの。エネルギーみたいなもの。スピード感みたいなもの。これらは全て目には見えない。見えないものを見せに行く。妙な例えだが、僕の仕事はそれだと思っている。脳で判断するんじゃなくて、身をもって感じて欲しかった。だからいろんなところに行った。

そして見えてきたものは「自分らしさとは」というものだった。自分はどうウクレレと対峙していくのか。そう、「共に」ではなく「対峙」なのだ。ウクレレは自由だ。その使い手(僕のことね)もまた自由だ。どちらかに自由がなくなると、それは途端につまらないものなってしまう。少なくとも僕にとってはね。

そこで問われるのが「自分らしさ」。2019年の1年をかけて、いろんなところに行って、いろんな人に会って、このワードに出会えた。今更当たり前かもしれないが、ここにきて再びこの言葉を意識できたことは、きっと何か意味があるはずだ。つまり僕のやるべきは、来年はコイツを形にする事だ。

2019年、本当にありがとうございました。心から感謝します。どうかこんな勝誠二を、また来年も面白がってください!

待ってろ2020年!