4月に初お披露目のhachi&Aigoz(以下Aigoz)が
月一のペースでライブやっている。
その度に数回程度スタジオ入りし
リハーサルを行う。
今までやってきた曲の微調整をしたり
新しい曲をやってみたり
ライブでは絶対にやらないであろう曲で
遊んでみたり。
Aigozは実に大人の遊び場なのだ。
原宿クロコダイルで演るのは
僕はとても久しぶりである。
KATZ&KENZOで出たのが最後かな。
店内に入ると一瞬で過去が蘇る。
過去というか自分の人生というか。
還暦の僕がベースを抱えステージに立っていると
30代の僕がエレキを持ってウロウロしている。
20代の僕がベースを持って演奏している。
ウクレレになってからはクロコには出ていないので
その姿は現れない。
面白いものだなぁとキョロキョロと
自分の姿を店内に探すw。
オープニングアクトは
「ちくわぶ」のおふたり。
もうなんというか相変わらず素敵である。
昭和初期の古い歌が好きだという。
古いジャズや古いブルーズが好きだという。
だけどあまり古さを感じないのは
彼らのサウンドが当時の音楽を再現しているのではなく
今の言葉で歌っているからなのだろうか。
そんなちくわぶのステージに
飛び入りしたのが萩原信義さん。
浅川マキさんのギタリストである。
みんなから「ノブちゃん」と呼ばれ
とても愛されているのが分かる。
ステージ呼び込まれたノブちゃんは
いい感じでゆらゆらと
ハチさんのストラトを借りて
ブルーズを弾いていた。
なんだか歴史を見るような気分で
袖から観せていただいた。
Aigozのステージは今回は2部構成。
いつの間にかレパートリーはどんどん増えていく。
カバーやオリジナル。
怪しい音楽から愉快な音楽。
インストや歌もの。
以前もレポで書いたが
この感じを一言で表す言葉がない。
まぁ「音楽」とか「ロック」とか言ってしまえば
そうなんだろうけど
それだと少し伝わり方が違うように思う。
僕ももともと色んなタイプの音楽をやりたかったのだが
当時のメーカーや事務所はそれにとても戸惑っていたようで
「どう紹介していいのか分からない」と
よく言っていた。
ウクレレになって
「ジャンル」を脱ぎ捨てた僕は、
思うように音楽を作ることができていた。
ところが自分の周りにはそんな人はいなかった。
それがだ!
ここでようやく会えたのだ。
こう言っては失礼かもしれないが
「同志」に出会えたといった感じだ。
同じように音楽を捉えている人に出会ったのだ。
Aigozは僕にとってそんな場所のようだ。
セットリスト
1st stage
1。すんだこと
2。ピカピカ
3。クデヌン
4。六号線
5。Ryan
6。たまらない夜
7。イヴの夜
8。The In Crowd
2nd stage
1。想像してごらんよ
2。ママ
3。ススイノスイ
4。Ever
5。バンバンバン(vo. 勝誠二)
6。眠れない夜
7。セサンマンサ
8。おそうじオバチャン
アンコール
・午前1時のスケッチ
・星たちの夕べ(w/ちくわぶ)
次回の Aigozは7/11(日)高円寺Show Boat。
きっとそこにも昔の僕がウロウロしてる。
楽しみであるw。