レポ:12/3(火)下北沢音倉


NPO国境のない楽団のクリスマス会である。
たぶん説明が必要なので少しばかり。

庄野真代さんが
音楽仲間たちと始めた団体で、
途上国の子ども達へ
楽器を届けたり教えに行ったり
ライブをやったりというような
活動をしている団体である。

もちろんこれだけではないが
毎年この時期にクリスマス会として
開催されるイベントに
「勝さんも是非」と真代さんから
お声がけいただきゲスト枠で
出演させていただいた。

僕と真代さんとは
今年の9月に行われた
浜松でのセプテンバーコンサートという
フリーイベントで初めてお会いした。

このセプテンバーコンサート
についても少しw。

9.11の事件があった翌年、
NYでセプテンバーコンサートが
アマチュアの中から企画され開催された。
音楽でもっと元気になろう
もっと人に寄り添おう
そういったテーマだ。

それはやがて日本でも
開催されるようになった。
その中心人物になったのが真代さんだ。
セプコンと呼ばれるそのフリーイベントは
今や日本中で開催されている。

浜松でのセプコンで僕のステージを
観ていてくださったようで
帰りの車の中で「是非!」と
お声がけいただいたというわけ。

下北沢の音倉は初めてだ。
入ると懐かしのギタリストがいた。
田中章さんだ。
KATZ&KENZOというユニットを
やっていた時のギタリストだ。
久しぶりなので話が止まらないw。

満員の音倉でのクリスマス会は、
スライドを使って
これまでの活動の振り返りを
真代さんからの報告でスタート。

トップバッターは真代さんから。
先ほどのギターの章さんと
ピアノ&パーカス。
生イスタンブールは少しラテンアレンジされ
少人数編成ながら大迫力であった。
色褪せないというか、
なんだか鮮度が高かった。
音楽の不思議である。

続いて楽団会員の混声コーラス。
このグループはアマチュアの皆さんだが
コーラスアレンジが素晴らしい。
そして中村隆道さん。
アコギを弾きながら歌うその歌は
優しく熱い。
アコギの弾き語りなので
ストレートな歌詞がなおさら刺さる。

そして僕。
お客さんの中で
僕のことを知っているのは一人w。
完全なアウェイだ。
だがむしろそんな時の方が燃えるw。

セットリスト
1。ルパン三世のテーマ’78
2。メレカリキマカ
3。かえるの合唱
4。ピスタチオ
5。カノン

終わった後に「感動しました」と
声をかけてくださった方がいて
「こんな世界があったなんて」と
嬉しいお言葉をいただいた。

さて会は続きHAL&Panda。
女性お二人のゴスペル。
彼女たちの歌声は体も魂も震えるほど。
まさに圧巻の一言!
超カッコいいオリジナルがあって
そいつは本当にシビれた。

最後は鈴木雄大。
浜松でも一緒だったし
出会いも結構古い。
ピアノの弾き語りで類稀なる喉を披露。
シティーポップの名手だね。
どこまでも伸びる高音は
いつの間にか惹きつけられている。
ニューアルバムが出るそうで
その中の新曲も素晴らしかった。

みんなでプレゼント交換をしたり
歌ったり笑ったり感動したり感心したりの
楽しい会だった。

実はこのNPO国境のない楽団の活動は
最後となるそうだ。
だがNPOという文字を外し
国境のない楽団プラスとして
さらに活動の場を広げていくそうだ。

音楽で何かできないかな~と
ぼんやり考えていたことを
こんなに素敵な形に
している人たちがいたなんて!!
僕にできることがあったら
と心から思う。

素晴らしい出会いに感謝!

最後に。
僕のウクレレ教則本を
真代さんが持っていたw。
もちろんサインしたよ~。
嬉しかった。