レポ:11/9(土)M-Pot Hall@韓国ソウル


今年のホールコンサートは韓国であった。
こんな時期だからこそ韓国でやる意味もあった。

そもそも韓国へ行くことになったのは、
北海道でお世話になっているMさんに
「ウクピクハワイ とか行きませんか?」と
声をかけたところ
「ハワイは遠いけど韓国なら」と
韓国在住の友人Cさんに声をかけてくれたら、
そこからどんどん話は進み、
韓国でコンサートをやろう
ということになった。

日本人による日本人企画の
日本人アーティストが
韓国でホールコンサートをやる訳である。

当初僕のソロコンサート(ゲスト有り)
という内容で話を進めていたのだが、
日韓の状況がおかしなことになってきた。
そして飛行機がどんどん減便され
ついに発案者の北海道の皆さんの
参加ができなくなった。

僕の周りでも、
マジで心配してくれる声も多く
韓国の友人たちも心配してくれた。
今、韓国に行って大丈夫なのかと。

延期した方が良いのではとか
場所を変えるというのはどうだとか、
今回は中止にした方がという意見が
何度も出た。

僕は何としても行きたかった。
国と国はもめている、
だけど人と人はもめていない。
その確信があった。

こんな中で、
韓国でコンサートをすることは
むしろ大事なことなんじゃないかと
思っていた。

ゲストとして出てくれる
韓国在住の畑秀司さんとも
連絡を取り合い、
今回のコンサートを
僕のソロコンサートというより
僕らは愛と音楽と笑顔でつながっている
ということを伝えるための
コンサートにしようということになった。

『LOVE+MUSIC+SMILE concert in Korea 2019』
というタイトルになった。

今回のコンサートは、
僕のソロコンサートではなくなったが、
僕のソロコンサートより意義があるし、
こうでなければならないという
思いが強かった。

こうして始まった韓国でのコンサートの
詳細は以下。

11/7(木)仁川到着
韓国在住の日本人Cさんと
いつもお世話になっている
韓国人のMさんが
Wマネージャーとして
終始アテンドしてくれた。

初めて仁川の街を散策し
チャイナタウンで韓国風中華料理を
堪能したw。
仁川、素晴らしい。

11/8(金)ソウル市内
日本から参加してくれた
ファンの皆さんとカフェで合流。
きっと皆さんも不安だったんじゃないかな。
だけどみんな笑顔で安心した。

その後、みんなでサムギョプサルを堪能。
コンビニの前に出ているテーブルで
ビールを飲みながらの二次会。
女子たちはカフェへ。
アレコレといろんな話で盛り上がるw。
寒かったw。

11/9(土)M-Pot Hall
WSはロビーで。
日本からのみなさんも
韓国の皆さんに混じっての参加。

まず「We are the Champions」。
なかなかハードルが高い曲なのだが、
畑さんの通訳でうまいこと進んでいった。
そして「All My Loving」も少しねw。

そしていよいよコンサート。
まずは子ども達のグループ。
とにかく可愛かった。
トライアングルの少女が
完全にジブリだった。

続いて青年ウクレレ二人組。
素敵なアンサンブルは
その練習量を容易に想像させる
出来栄えであった。
ワンダフル!

そして畑秀司さん。
足首に巻いた鈴でリズムをとりながら
独特な奏法で観客を魅了していく。
本人は気がついてないかもしれなけど
かなりオリジナリティのある
演奏の仕方だと思う。
つまり他で彼のように弾く人を
見たことがない。
畑さんの音楽に惹かれるのは
人柄もあると思うけど、
そんなオリジナリティなんだと思う。

そして僕。
決めていたのは韓国語での挨拶。
難しいことは言えないが、
自分が何者であるのかを
その国の言葉で伝える。
これはとても大事なことだと思う。

そして韓国の曲。
相手国へのリスペクトだね。
チョー・ヨンピルを選んだ。
若者も年配者も歌ってくれたのは
嬉しかったな。

もう一つは「かえるの合唱」。
これを韓国語でやりたかった。
みんな歌ってくれて良かったw。
ただこれは日本から来てくれたみんなには
ハードルが高かったようだ。
そりゃそうだw。
ごめんね。

アンコールでは畑さんと2曲。
1曲目のビートルズでは
畑さんは譜面台を立てて演奏。
こっそり教えよう。
譜面のキーはB♭。
だけど実際演奏しているキーはG。
なんでそんなことができるのか不思議だw。

セットリスト
1。残酷な天使のテーゼ
2。Blue Hawaii
3。パラピリプルペレポロペロパロリン
4。釜山港へ帰れ
5。かえるの合唱
6。Bohemian Rhapsody
7。ピスタチオ
8。カノン
9。急げ!サイダーポップ

アンコール
・Blackbird(w/畑秀司)
・ルパン三世のテーマ’78(w/畑秀司)

終わった後は、
韓国人も日本人も
入り混じって打ち上げ。

やっぱり来て良かった。
やって良かった。
韓国の皆さんは暖かかったし、
優しかった。

今度はこれを日本の皆さんに
伝えなければならない。
愛と音楽と笑顔で
繋がることが出来たことを。

きっかけを作ってくれた瑞枝さん、
韓国でケアしてくれた千秋さん、
そしていつも応援してくれるmoonさん、
ありがとうございました。

そして畑さん、また一緒にやりましょう!
韓国ではお世話になりました!

みんな本当にありがとう!