ポエポエのメレカリキマカに
ビートアスで出演することになった。
今年のケイキの先生が成相さんで
では勝さんの都合が良ければビートアスで
という流れだ。
昨年に引き続きの出演となる。
ありがたい。
そもそも今年の夏、
ウクレレピクニックin横浜で
ステージに立つはずだったケイキ。
台風の影響でイベントが中止となったため
そのリベンジである。
会場へ着くと、すでに賑やかな雰囲気に
幸せを感じる。
ウクレレのイベントというと
もはやそれだけでハッピーな気分になる。
やさぐれ感がない。
ロックやブルースには
サウンドにしろ歌詞にしろ
どこかしら荒れたというか、
心がヒリヒリとするところがあるのだが、
まぁそれが魅力の一つでもあるけど、
ウクレレの場合、それが皆無だ。
ポロリ~ンでハッピーだ。
おそらく僕がよく知らないだけで
ハワイの音楽にも深い悲しみや
大いなる怒りの歌があるのかもしれない。
このイベントのすごいところは、
ポエポエの生徒さんたちの
発表会の場であるにも関わらず
教室には関係ないウクレレファンも
多く来場する点である。
外から見ると
いわゆる普通の、というか
一つの大きなウクレレイベントだ。
とてもお教室の発表会には見えない。
だからこそステージに立つ人たちの
モチベーションも上がるのだろう。
あの大きな会場のステージに立つのだ。
さてケイキである。
曲は「OB-LA-DI OB-LA-DA」と
「Twist & Shout」の2曲。
本番近くになると、会場入り口に集合して
最終確認も兼ねた練習だ。
緊張の面持ちのケイキや
早くステージ立ちたくてしょうがないケイキ、
とにかくずっとCのコードだけ
ジャカジャカやってるケイキ、
いろんなスタイルで、いろんな思いで、
これからステージに立つ。
それを後ろからベースで支える。
大人の役目だw。
本番はあっという間に過ぎ去っていく。
というかステージの上というのは
時間という観念の場ではないのかもしれない。
終わってしまえばあっという間である。
ケイキ達のピュアな演奏に
心を洗われたあとはビートアスである。
こちらも安定のピュアさである。
中学生の部活動っぷりにはブレがない。
年齢的にはすっかり大人だが、
ひとたび楽器を持つと
中学生に戻れるなんてすごいことだ。
自分がバンドを始めたのが
まさにその頃だからね。
あの頃の全てが蘇る。
そしてメインの1933ウクレレオールスターズ。
ブーさんを筆頭に関口校長、
口笛のキミちゃん、ベースにヤナギマン。
パーカッションは山下さん。
そこにモンゴル800のキヨサク、
新たにメンバーになったガクMC。
実にスペシャルだ。
こうやっていろんな人が
ウクレレを楽しみ、演奏したり歌ったり
いろんなことを発信していくというのは
単純に音楽家として
見ているだけで嬉しくなる。
ウクレレの本来のスタイル
というものがあるとするなら
きっとこんな感じなんだろう。
それと同時にここには
ウクレレの未来もあったように思う。
それがポエポエのメレカリキマカだ。
校長の関口さん、スタッフのみなさん、
毎年素敵なイベントをありがとうございます。
これからもハッピーなウクレレの世界を!