レポ:8/27(月)新宿文化センター大ホール


縁あってこんな大きなホールで
やらせていただくことになった。
ワンコインコンサートである。

音楽は好きだけど、
日頃あまりコンサート会場に
足を運ばないという方たちにも
気楽な気持ちで会場に来ていただこうという
新宿文化センター企画の
コンサートなのである。
ワンコインなので時間も70分程だ。

お話をいただいて
色々と話を伺うと
「PA無し、照明無し」と。
「必要なら勝さんの方でご用意ください」と。
さてこれはどうしたもんかと考えた。

ナチュラル路線で行くのか。
いやいや、ここはやはりガツンと決めたい。
この会場でバンドでやってみたい。
百歩譲って派手な照明はなくても
PAは入れようと決めた。

ohta-sanのPAの経験を持つ大田さんに
相談すると、一肌脱いでくれることとなった。
ありがたい。

次はバンドだ。
やるならこれだとイメージしていたのは
ロックバンドのアプローチだ。
ドラムはドッカンドッカンいって欲しいし、
ベースはブイブイ来て欲しい。

そんなにリハに時間が取れない。
ローディーのタクに相談した。
かねてよりずっと勧めていてくれた
ドラマーを紹介してくれた。
そのドラマーがベーシストを紹介してくれた。
会った事はない二人だが、
タクの紹介なら間違いない。
これでメンツは決まった。

事前にリハスタに入って
一緒に音を出してみた。
ドラムとベースと一緒にやるのは
本当に久しぶりだったので
楽しみではあったのだが、
どんな風になるのか
正直不安だった。

ドラムとベースの音量に
ウクレレが耐えられるのかとかね。

事前に音源と簡単なコード譜は渡していたが、
音源にはドラムが入ってない曲もある。
そのアレンジをどう伝えようかとか
いろんなことがグルグル回ってどうもまとまらない。

だけど初日にスタジオに入って
とりあえずやってみましょうということで
やってみると全てが吹き飛んだ。
これは大丈夫だと。
ミュージシャンは言葉で伝えるより
一緒にやる方が早いんだな。

初日はザッと曲を通して、
2回目は細かなアレンジに修正を加え、
体に入れて行く作業に当てた。

さて当日。
ステージに立ってみる。
立ち位置を決め、ドラムやベースアンプが
ステージにセットされていく。
PAの大田さんがピンスポットを用意してくれていた。
これは嬉しい。

サウンドチェックを済ませ開場。
思ったよりお客さんもいるようだ。
そしてスタート。

バンドで出ていって、
あの曲をこんな風に始めたいと
ずっと思っていたことが
こんなに早く実現できることが
嬉しくてたまらない。

リズム隊が入ってもっとも感じたのは
以外にも僕にかかる負荷が減ることだ。
ドラムはビートを出してくる。
ベースが加わるとさらなるグルーブが生まれる。
僕はそこに乗るだけなんだと気づいた。
当然いつもより体も大きく動く。
僕にとってこれは素晴らしい時間だった。

途中一人で数曲やり、
最後にはまた3人でやった。
アンコールが終わると
すぐにロビーに出て物販。

息子にも手伝ってもらっていたのだが、
とても人手が足りない。
するとウクレレ仲間たちが
売り子さんを買って出てくれた。
もう一人の人は人の流れを整理してくれた。
おかげでなんとか乗り越えられた。

僕がこうしてなんとかやってこれるのは
優しい人たちに囲まれていること。
ミュージシャンもPAもローディーも
ロビーで手伝ってくれた人たちも、
本当に感謝するしかない人たちに助けてもらって、
今の僕がいるということだ。

いつかきっと新宿文化センター大ホールが
いっぱいにできるようになるといいな。
バンドも素晴らしかった。

セットリスト
1。ルパン三世のテーマ’78(w/BAND)
2。おもちゃのマーチ(w/BAND)
3。どんぐりころころ(w/BAND)
4。I will
5。恋は水色
6。ピスタチオ
7。カノン
8。かえるの合唱(w/BAND)
9。急げ!サイダーポップ(w/BAND)

アンコール
・ジョニー&マーガレット
・ハワイさん(w/BAND)

ドラム:関慶和
ベース:片野篤
PA:大田路守
ローディー:タク

こんな機会を与えてくれた
新宿文化センターのSさん、
ありがとうございました!